ホーチミン市で、総延長約90キロの地下鉄3路線について着工準備が進んでいます。
- 3路線はいずれも2026年末の着工が目標ですが、現在は調査と承認申請の準備段階です。
- 総延長は約90km、総事業費は254兆ドン超です。
- タンソンニャット―フーフー線は空港内に地下駅2駅を設ける計画です。
タゲンゴcom編集部は、VnExpress Internationalで3路線の距離、駅数、事業費、接続先を確認し、ホーチミン市ハイテクパークのベトナム語資料で2030年の鉄道網目標とタンソンニャット―フーフー線の位置づけを照合しました。資料ごとの確認範囲を分けた上で、日本語の比較表へ独自整理しています。
確認日:2026年9月24日。計画と確定事項を分けて記載しています。
3路線の距離・駅数・事業費は?
3路線は33km超、約23km、約31kmで、総事業費は254兆ドン超と報じられています。詳細は比較表に整理しました。
路線別の計画を比較します。
| 路線 | 計画距離 | 駅数 | 概算事業費 | 主な接続 |
|---|---|---|---|---|
| トゥーダウモット―タオダン線 | 33km超 | 24駅 | 推計113兆ドン | タオダンで地下鉄2号線 |
| タンソンニャット―フーフー線 | 約23km | 17駅 | 86兆ドン | タンソンニャット空港・トゥーティエム―ロンタイン鉄道 |
| ビンズオン新都市―スオイティエン線 | 約31km | 17駅 | 約55兆ドン | 既存地下鉄網・ドンナイ方面の鉄道 |
路線:トゥーダウモット―タオダン線
計画距離:33km超
駅数:24駅
概算事業費:推計113兆ドン
主な接続:タオダンで地下鉄2号線
路線:タンソンニャット―フーフー線
計画距離:約23km
駅数:17駅
概算事業費:86兆ドン
主な接続:タンソンニャット空港・トゥーティエム―ロンタイン鉄道
路線:ビンズオン新都市―スオイティエン線
計画距離:約31km
駅数:17駅
概算事業費:約55兆ドン
主な接続:既存地下鉄網・ドンナイ方面の鉄道
ホーチミン地下鉄3路線はいつ着工する?
3路線の着工目標は2026年10月から12月までの第4四半期です。ただし、確認時点ではホーチミン市都市鉄道管理委員会がコンサルタントと実現可能性調査や承認申請の手続きを進めている段階です。着工済み、あるいは完成時期が確定した計画として読むべきではありません。
事業費は国の資金で賄う想定です。市は3路線を含む鉄道網を2030年までに約255kmへ広げる目標を掲げていますが、個別路線の供用開始日は今回確認した資料では確定していません。
3路線はどこを通り、何と接続する?
最長のトゥーダウモット―タオダン線は33km超、24駅を計画し、そのうち13駅を地下駅とする想定です。終点のタオダンでは、建設中のベンタイン―タムルオン線、つまり地下鉄2号線との乗り換えを計画しています。
タンソンニャット―フーフー線は地下鉄6号線第1期に位置づけられ、約23km、17駅の計画です。17駅の内訳は地下13駅、高架4駅で、ビンチエウに車両基地を置く想定です。
ビンズオン新都市―スオイティエン線は約31km、17駅を計画しています。ドンホア―タンバン周辺で既存の地下鉄網や、ドンナイ・ロンタイン空港方面の鉄道との接続が想定されています。
タンソンニャット空港へ直結するのはどの路線?
空港へ入る計画なのはタンソンニャット―フーフー線です。空港内に地下駅2駅を設け、市東部へ延びる計画になっています。将来はトゥーティエム―ロンタイン鉄道とつなぎ、タンソンニャット空港とロンタイン空港を公共交通で結ぶ構想です。
ただし、現時点で空港から市内へ地下鉄で移動できるという意味ではありません。出張や送迎の手配は、実際の開業日と運行案内が公表されるまで、現在利用できる交通手段を基準に考える必要があります。
駐在員の住居・通勤と日系企業に何が変わる?
短期的に確認したいのは利便性より工事の影響です。予定ルート周辺では、用地取得、交通規制、工事車両の出入りが通勤時間や配送計画に影響する可能性があります。正式な施工区間と規制情報が出た時点で、住居から勤務先、工場から主要道路までの代替ルートを確認するのが実務的です。
中長期では、中心部、タンソンニャット空港、市東部、ビンズオン、ドンナイ方面を結ぶ鉄道網が、採用圏、オフィスや工場への通勤、空港送迎の設計に関わります。ただし、計画だけを根拠に移転や不動産契約を決めず、承認、着工、供用開始を別々の節目として確認してください。
今後どの発表を確認すればよい?
まず確認すべきなのは、各路線の事業承認と正式な着工日です。その後は駅位置、用地取得、工区別の交通規制、供用開始予定の順に確認します。計画図だけでは、自宅や事業所の最寄り駅、実際の乗り換え時間までは判断できません。
ホーチミン市の都市鉄道計画は複数路線が並行して動いています。今回の3路線と、すでに営業するベンタイン―スオイティエン線、建設中の地下鉄2号線を混同しないことも重要です。
編集部の独自整理
3路線の詳細数値はVnExpress International、2030年の鉄道網目標と地下鉄6号線第1期の位置づけはホーチミン市ハイテクパーク資料で確認しました。報道にない完成時期や不動産価格の予測は加えていません。
出典・確認資料
- ホーチミン市、地下鉄3路線約90キロを2026年末着工へ(2026年9月24日)
- ホーチミン市ハイテクパークの都市鉄道計画資料(確認日:2026年9月24日)
よくある質問
ホーチミン地下鉄3路線はもう着工していますか?
いいえ。2026年末の着工が目標ですが、確認時点では実現可能性調査や承認申請の準備段階です。
空港内の正式な駅位置は決まっていますか?
今回確認した資料では地下駅2駅の計画まで示されていますが、利用者向けの詳しい駅位置と出入口は確定情報として確認できません。
3路線はいつ完成しますか?
今回確認した資料では、3路線それぞれの確定した供用開始日は示されていません。着工目標と完成日を分けて確認する必要があります。
現在営業しているホーチミンの地下鉄は何kmですか?
現在営業するベンタイン―スオイティエン線は約20kmです。今回の3路線は別の新規計画です。
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編集:永島/タゲンゴcom
更新日:2026年9月24日
