外国人に検索されるHP|翻訳担当へ渡す検索語の作業票

2026/10/23 | SEO・集客

外国語のホームページを作りたいのに、翻訳担当へ何を渡せばよいのか分からない。サービス名を訳すだけでよいのか、それとも検索されそうな言葉まで決めるべきなのか。この段階で手が止まると、原稿の修正と訳語の確認が何度も往復します。

結論から言うと、外国人に検索されるHPを準備する際は、検索語の候補だけでなく「誰のどの疑問に答えるページか」「どの原文を確定版とするか」「その候補を選んだ根拠は何か」を一緒に渡します。本記事では、その情報を一枚にまとめる作業票と、確認を進める順番を紹介します。

検索需要や順位を実測した結果を紹介する記事ではありません。公式資料で確かめられる考え方と、翻訳依頼を整理するための編集上の提案を分けて説明します。記入例は架空であり、実在の顧客の作業記録や成果ではありません。

この記事で分かること

  • 翻訳の確認と検索需要の調査を、どこで分けるか
  • 翻訳担当へ渡す九つの情報と、未確認のまま残す項目
  • サービスページを想定した作業票の書き方
  • 原文が変わったときに、古い承認を使い回さない方法
  • 公開前に確認する範囲と、相談時に用意する情報

目次

翻訳前に何を決めればよい?

読者の国籍だけで言語を決めない

「外国人向け」という言葉だけでは、必要な原稿は決まりません。旅行中に店を探す人と、海外から製品の調達先を比較する担当者では、知りたい情報も次に取る行動も異なります。同じ国にいる人でも、仕事で読む言語と日常生活の言語が一致するとは限りません。

まず、対象読者を国籍の一覧で終わらせず、利用場面まで書きます。たとえば「英語でサービス範囲を比較し、既存サイトの更新を相談したい担当者」という形です。どの人にも当てはまる大きな説明より、今回のページで助けたい一場面を決める方が、翻訳担当も語の意味を判断しやすくなります。

Googleも、特定の言語を使う利用者を対象にするサイトと、特定の地域を対象にするサイトを区別して説明しています。国を決めれば言語も決まる、と単純化しないことが出発点です。実装方法の詳細は、Googleの多言語・地域別サイト資料を確認してください。

一つのページで答える疑問を一文にする

対象読者が決まったら、その人がページを開いたときの疑問を一文にします。「会社を知ってほしい」ではなく、「既存サイトの更新作業だけを依頼できるか知りたい」のように、読者の側から書きます。こうすると、会社紹介をどこまで入れ、どの条件説明を先に見せるべきか整理できます。

ここで重要なのは、検索語を先に増やしてから無理に文章を合わせないことです。読者の疑問に答えるために必要な説明を集め、その内容を表す候補語を考えます。取り扱わない業務の名前を検索対策のためだけに入れると、翻訳が正しくても、サービスの範囲を誤解させる原因になります。

疑問が二つ以上に分かれるときは、同じページで答える関係かを確認します。「更新を頼めるか」と「どんな情報を渡せばよいか」は連続した判断です。一方、詳しい採用条件や全く別の製品の仕様まで一緒に入れると、翻訳の確認範囲も広がり、ページの主題がぼやけます。

読み終えた後の行動から必要情報を逆算する

ページの終わりに問い合わせフォームを置く予定なら、その前に読者が何を判断できればよいか考えます。対応業務、依頼できない作業、相談時に必要な情報が分からないままでは、フォームへ進む理由が弱くなります。CTAの文言だけを強くする前に、判断材料を揃える必要があります。

ただし、まだ確認していない価格や納期を埋めてはいけません。確定していない条件は「個別に確認する項目」として分け、その条件を質問できる窓口を示します。翻訳担当が読みやすく補ってくれた文章でも、原文にない約束が追加されていないかは、事業側が確認します。

この段階で作るのは完成した外国語の原稿ではなく、翻訳が答えるべき問いの枠組みです。国や言語が未定でも、誰が何に困り、どこへ相談できればよいのかを言葉にする作業は進められます。

翻訳担当へ渡す作業票には何を書く?

九つの項目を一ページ単位で揃える

次の作業票は、本記事で提案する引継ぎ用の整理方法です。Googleの指定書式でも、検索上位を保証する診断票でもありません。対象ページごとに複製し、確定した情報と、確認してほしい情報を分けて記入します。個人の連絡先や顧客の情報を入れる必要はありません。

項目 記入する内容 記入時の注意
対象ページ 既存URL、または未公開ページの管理ID 似た名前のページと区別する
原文の確定版 ファイル名、版、確定日 作業中の原稿と混ぜない
使用言語と対象読者 言語、利用場面、判断したいこと 国籍だけで説明しない
読者の質問 ページで答える疑問を一文で記入 会社側の宣伝目標と分ける
候補語 原語と対象言語の候補 未確認なら空欄や未確認でよい
候補語の根拠 調査方法、対象地域、確認日 編集上の仮説を実測と呼ばない
未確認事項 意味、業務範囲、自然さなど 確認してほしい点を具体化する
訳語確認担当 確認できる役割と範囲 意味と需要を同じ承認にしない
承認結果 承認、差戻し、保留、日付、対象版 どの文章への判断か残す

全ての欄を埋めることが目的ではありません。情報が足りない場所を見えるようにし、誰が次に何を確かめるか決めるための道具です。「未確認」が残った票も、どこを相談すべきか分かる状態なら、翻訳依頼の出発点になります。

原文の確定版はファイル名だけで終わらせない

ファイル名が同じでも、途中で説明文が差し替わることがあります。依頼時には原文の版と確定日を記録し、翻訳中の変更が発生したら、その変更を別に通知します。担当者が手元に持っている原稿と、会社側が承認した原稿が同じか確認できることが大切です。

原文が確定していない部分まで一度に渡す場合は、確定範囲を示します。「サービス概要は確定、料金欄は未確定」という状態なら、料金欄を翻訳対象から外すか、公開対象に含めないと決めます。完成後に気付いて全部をやり直すより、最初に範囲を分ける方が確認しやすくなります。

画像内の文字、表の見出し、ボタン、フォームの説明も原文の一部です。本文だけ翻訳して、問い合わせ先の説明やエラーメッセージが元の言語のまま残ることがあります。作業票には、どの画面のどの文章まで含めるか、対象範囲の参照も残します。

根拠欄は調査済みと仮説を区別する

候補語を選んだ理由が、社内で普段使う呼び方であることは問題ありません。ただし、それを「現地でよく検索される語」と言い換えてはいけません。検索データを調べていないなら、「社内のサービス分類に基づく仮説」と書きます。仮説と明記することで、追加調査の必要性が伝わります。

調査を行った場合も、どの地域、どの言語、どの時点の確認かを残します。別の国向けに調べた候補が、そのまま今回の読者に適するとは限りません。また、候補語が多く検索されることと、自社のサービスを探す人が使うことも、同じではありません。

本記事では、特定の語の検索回数や成約率を示していません。作業票に調査結果を書く場合は、実際に取得した資料を根拠とし、推測した数値で欄を埋めないでください。

架空のサービスページでどう記入する?

サイト更新を相談したい読者を想定する

以下は、未公開ページ管理ID「SERVICE-A」を使った架空の記入例です。実在のサービスの対応範囲を示すものでも、顧客の成功事例でもありません。英語候補の意味や検索需要は未確認という前提で、翻訳担当へ何を相談するか整理します。

項目 架空の記入例
対象ページ 未公開管理ID:SERVICE-A
原文の確定版 service-a-ja-v1.0、概要は確定、価格は対象外
使用言語と対象読者 英語。既存サイトの更新を依頼できる範囲を知りたい担当者
読者の質問 今あるサイトの文章や画像の更新だけを依頼できるか
候補語 日本語候補「サイト更新代行」。英語候補は未確認
候補語の根拠 編集上の仮説。検索ボリューム調査は未実施
未確認事項 更新作業と継続保守の違いを誤解させない訳語か
訳語確認担当 英語の意味と、原文の業務範囲を照合できる役割
承認結果 保留。対象言語の意味確認後、v1.0に対して再判定

この票を渡すときは、「自然な英語にしてください」だけで終わらせず、今回含めない業務も説明します。たとえば架空の例で継続的な監視を提供しないなら、その機能まで含むような表現を避けたいと伝えます。語の見た目より、読者が何を依頼できると理解するかが重要です。

比較するのは単語だけでなく説明の範囲

翻訳候補が複数出てきたら、日本語に戻した意味だけで優劣を決めないようにします。同じような和訳になっても、対象言語で指す作業の広さが異なる可能性があります。候補ごとに、どの業務を含むと読めるか、説明文で限定できるかを質問します。

比較する観点 翻訳担当へ聞く内容 事業側が決める内容
意味 自然にどの作業を連想するか 実際に対応する範囲
読者への分かりやすさ 専門家以外にも伝わるか 想定する読者の知識
説明との一致 本文の条件と矛盾しないか 原文で必要な条件
検索需要 調査対象に含まれているか 調査を別途行うか
公開可否 言語上の未確認が残るか 提供内容として承認できるか

翻訳担当の回答をもらった後も、事業側の確認は残ります。言語として適切でも、対応しないサービスを約束する説明になっていれば公開できません。逆に、事業側だけで意味を推測し、対象言語の自然さを確認せずに承認するのも避けます。

保留を残したまま次に進める範囲を決める

候補語が保留でも、ページの情報整理まで止める必要はありません。対応範囲の原文を明確にする、問い合わせ前に必要な情報をまとめる、関係する既存ページを一覧にする、といった作業は先に進められます。未確認の語を公開することと、準備作業を進めることを分けます。

保留の理由は「確認中」の一言より具体的にします。「継続保守まで含むと読まれるか未確認」「対象読者が使う表現か調査範囲外」のように残せば、追加で頼む相手や作業が分かります。理由の違う保留を一つにまとめると、誰が解決できるのか見えにくくなります。

候補語の確認をどう進める?

意味、自然さ、需要を別の確認として扱う

意味の確認は、訳語が原文の内容を正しく表すかという問題です。自然さの確認は、その読者が読んだときに不自然な言い回しになっていないかという問題です。需要の確認は、その言葉が今回の市場や場面で検索に使われるかという別の調査です。

この三つを「翻訳チェック済み」の一言でまとめると、確認していない範囲まで合格したように見えてしまいます。依頼時に、意味だけを見てもらうのか、読者に合わせた言い換えも含むのか、検索語の調査まで求めるのか決めます。どこまで対応できるかは担当者や契約内容によるため、推測で期待を広げません。

たとえば、対象言語として自然だと確認できても、その語を検索する人が多いとは言えません。逆に、データ上で見つかった語でも、事業の内容とずれていれば無理に使わない判断が必要です。言葉を探す工程と、提供内容へ適合させる工程を往復させます。

単語だけを切り出して承認しない

同じ候補語でも、見出し、本文、ボタンでは伝わり方が変わります。短いボタンには補足条件が入らず、広い対応範囲を約束するように読めることがあります。反対に、本文の中では前後の説明によって適切に限定できる場合もあります。

確認用の資料には、候補語を入れた前後の文章を添えます。タイトルで使うならタイトル全体、問い合わせボタンなら押した先でできることまで示します。紙面や画面の中でどこに配置するかが分かれば、担当者も実際の利用場面に近い判断をしやすくなります。

画像に埋め込む場合は、後から変更しづらいことも含めて確認します。訳語が確定していない段階で画像を大量に書き出すと、修正箇所が増えます。まず本文や仮の画面で意味を確認し、確定版をもとに制作物へ反映する順番を決めておきます。

質問をまとめても承認の単位は残す

確認の往復を減らすために質問を一度にまとめることは有効です。ただし、ページ全体に一つの「OK」しか残さないと、どの候補が確認できたか追いづらくなります。複数の重要語がある場合は、作業票の候補に識別用の番号を付ける方法があります。

番号は公開用のキーワードではなく、作業中の管理用です。「候補Aは意味確認済み、候補Bは需要未調査」といった形で状態を残します。後から原文が変わったときも、影響する候補だけ再確認できます。細かい管理を増やすことが目的ではなく、承認の範囲を失わないための工夫です。

原文の修正と承認をどう管理する?

古い版の承認を最新版へ転用しない

翻訳を確認した後に原文の対応範囲が変われば、訳語の意味も見直す必要があります。たとえば、架空のサービスで対象作業を追加した場合、以前は狭い意味で適切だった表現が、新しい説明には合わない可能性があります。「以前通った言葉だから」という理由だけで使い回しません。

変更時は、元の承認記録を消さずに、新しい版で何が変わったか書きます。以前の記録は、その時点での判断を示す資料として残します。古い承認を削除してしまうと、どの版がなぜ公開されたか分からなくなります。公開済みページの改稿でも、変更前後を比較できる形が役立ちます。

対象ページのURLが同じでも、文章の版は変わります。URLが変わらないから再確認不要、ということにはなりません。どのページの、どの原文と訳文を組み合わせたかを残すことが、改稿時の確認につながります。

差分は翻訳担当が分かる形で渡す

原文の一部分だけを修正したとき、全文を再送して「更新しました」とだけ伝えると、どこを見ればよいか分かりません。変更した段落、表、ボタンを識別し、旧文と新文、変更理由をまとめます。語句の置換でも、対応条件が変わる修正なら、その意味を説明します。

変更の種類 再確認する範囲 残しておく情報
誤字の修正 該当箇所と意味への影響 修正位置、修正日
対応業務の変更 候補語、本文、FAQ、CTA 旧条件、新条件、承認範囲
読者の変更 説明の詳しさ、語調、前提知識 新しい読者像
対象言語の追加 原文からの意味と自然さ 言語別の確認結果
問い合わせ先の変更 リンク、ボタン、説明文 移動先と実際にできる行動

変更した理由を添えると、直訳を直せばよいのか、説明の組み立てから変えるべきか判断しやすくなります。すべてを再翻訳する必要があると決めつけることも、少しの変更だから影響がないと決めつけることも避けます。

確認が終わらない箇所を公開対象から分ける

一部の重要語だけが未確定の場合は、ページ全体を無理に公開する前に、未確認部分を外しても読者の疑問へ答えられるか考えます。条件を外すと意味が変わるなら、そのままの公開はできません。一方、別ページで後から補える補足情報なら、範囲を明示して先に整える選択肢があります。

ここで基準になるのは締切だけでなく、読者が誤解せずに判断できるかです。価格、業務範囲、契約に関わる説明など、重要な判断材料を曖昧にしたまま強いCTAだけ残さないようにします。本記事の作業票でも、保留の理由と公開範囲を別々に記録します。

公開用ページへどうつなげる?

作業票とページを照合してから反映する

訳文が承認されたら、管理IDやURLを使って、反映先のページが合っているか確認します。似たサービスページが複数ある場合、文章だけを見ると違いに気付きにくいことがあります。作業票の対象ページ、原文の版、承認された訳文の版をまとめて照合します。

反映作業を別の担当へ渡す場合は、「このファイルを公開してください」だけでなく、どのページのどの部分に入れるか示します。古い資料に書かれたボタンやリンクをそのまま再利用しないよう、公開先の画面で確認する工程も含めます。原稿が正しくても、配置先を間違えれば読者に伝わりません。

公開後に直した文章も、作業票へ変更を戻します。画面だけ直して原稿を更新しないと、次の翻訳や改稿で古い説明へ戻る可能性があります。原稿、訳文、公開画面のどれが最新かを、一つの入口から追えるようにしておきます。

タイトル、本文、問い合わせ先の役割を分ける

タイトルは、読者がこのページで何を判断できるかを示します。本文は、その判断に必要な条件や手順を説明します。問い合わせ先は、まだ解決しない疑問を次に確認する窓口です。同じキーワードを全ての場所へ繰り返すより、それぞれの役割を揃えることを優先します。

検索結果に出す見出しの考え方は、多言語ページのSEOタイトル設計で確認できます。タイ語ページ全体の実装や導線については、タイ語SEOの基本へ進んでください。本記事は、それらの作業へ渡す前の情報整理に範囲を絞っています。

候補語の承認は、SEO設定の完成を意味しません。ページの主題とタイトルが合っているか、言語別ページの関係が適切か、読者が問い合わせ先へ進めるかなど、別の確認が必要です。作業票が完成しただけで、検索掲載や順位、問い合わせの増加を保証することはできません。

スマホの画面で確認する項目を残す

原稿ファイルでは自然に見える文章も、小さな画面では見出しが長く折り返されたり、表の列が読みづらくなったりします。特に、短い日本語を別言語へ置き換えると表示の長さが変わることがあります。訳文の確定後には、公開する画面で改行や表示範囲を確認します。

チェック項目は、本文が欠けていないか、見出しと説明の対応が分かるか、表の項目名が読めるか、CTAを押した先が説明どおりか、などです。フォームに対象言語の説明がなく、送信後の案内だけ別の言語になっていないかも、依頼範囲に応じて点検します。

実際に送信を試す必要がある場合は、担当者と安全な確認方法を決めます。顧客の個人情報をテストに使ったり、確認のために意図しない営業連絡を送ったりしないようにします。本記事では、どの読者環境でも表示できると検証したわけではないため、利用環境に合わせた確認を別に行ってください。

社内と外部担当の役割をどう分ける?

事業側が決める内容を翻訳へ丸投げしない

実際に提供するサービス、対応しない業務、公開してよい条件は、事業側が決める情報です。翻訳担当は言語の意味や自然さを確認できても、会社として何を約束してよいかまでは、資料がなければ判断できません。未確定の事業条件を自然な文章で補ってもらう依頼は避けます。

担当が少人数の場合も、役割を意識すると整理しやすくなります。同じ人が原文の確認と公開作業を行っていても、内容の承認、訳語の確認、画面への反映を一つずつ確かめます。人を増やすための仕組みではなく、確認の抜けを減らすための区切りです。

一方、事業側だけで対象言語の自然さを判断できない場合は、その範囲を未確認と残します。翻訳ツールで読みやすい文章が出たことと、読者に誤解されないことを確認できたことは同じではありません。誰に何を頼むかが分かる状態で相談します。

最初の依頼文は作業票への入口にする

翻訳担当への連絡には、対象ページ、今回の目的、原文の確定範囲、確認してほしい点を短くまとめます。細かい内容は作業票へ集め、連絡文に何度も全文を貼り直さなくてよいようにします。資料が分散すると、後からどれを見て判断したか追いづらくなります。

たとえば架空の依頼文なら、「既存サイトの更新を相談したい英語読者向けに、サービス範囲が伝わる表現を確認したいです。対象はSERVICE-A、原文v1.0です。検索需要は未調査なので、今回は意味と自然さの確認をお願いします」と書けます。これは実際の送信記録ではなく、役割を絞るための例文です。

納期や費用、追加調査の範囲は、実際の依頼先と合意します。本記事の例を、無料で全ての調査まで含まれる条件として扱わないでください。作業票に項目があることと、その作業が契約に含まれることは別です。

相談時には完成したキーワード一覧がなくてもよい

候補語が決められない場合は、その前提となる読者の疑問や原文を持って相談します。調査を頼みたいのか、翻訳の意味を確認したいのか、ページの情報設計から相談したいのかを分ければ、必要な作業を整理できます。分からない項目を無理に埋める必要はありません。

既存サイトがあるならURL、検討している言語、説明したいサービス、読者に取ってほしい行動をまとめます。まだサイトがなければ、公開したい内容と、対応範囲を説明できる資料から始められます。顧客名や非公開の契約条件を、そのまま一般の相談資料へ混ぜないようにします。

よくある質問

英語候補を埋めないと翻訳を依頼できませんか?

未確認なら、その状態で依頼します。候補の提案を依頼に含めるのか、原文の翻訳だけを頼むのかを最初に決めます。意味の確認と検索需要の調査は別の範囲として扱い、何が確認できれば公開へ進めるかを共有してください。

翻訳担当が確認した言葉は、そのまま公開してよいですか?

何を確認したかによります。対象となる原文の版、意味、サービスの範囲、読者への自然さを照合します。事業上の条件を承認する担当と、言語を確認する担当の役割を分け、未確認の条件を確認済みに置き換えないようにします。

検索需要のデータがないと、ページの準備はできませんか?

読者の疑問、対応範囲、原文の整理は進められます。需要は調査未実施と記録し、仮説の候補を「よく検索される語」として紹介しません。調査を行う場合は、対象言語と地域、確認日を決めて、実際の資料に基づいて判断します。

同じ訳語を別のサービスページにも使えますか?

意味が同じか、提供範囲が同じかを先に確認します。同じ名称でも条件が違えば説明を調整する必要があります。元の確認結果は、承認されたページと原文の版に結び付けて残し、別ページへ無条件で使い回さないようにします。

作業票を使えば検索上位になりますか?

保証はできません。作業票は、翻訳依頼で情報の抜けや誤解を減らすための整理方法です。検索掲載や順位は別の検証対象です。実際の検索データや公開後の利用状況を確認していない段階で、成果を約束する道具として使わないでください。

まとめ|検索語を渡す前に、確認する内容を揃える

外国人に検索されるHPを準備する最初の一歩は、候補語を大量に集めることだけではありません。誰の疑問に答えるページか、どの原文を使うか、候補の根拠は何かを揃えることで、翻訳担当が確認する範囲を明確にできます。

未確認の箇所を残し、意味・自然さ・需要を分けて判断する。原文が変わったら承認の対象版を見直す。公開する画面でも表示とリンクを確かめる。この流れを一枚の作業票につなげると、次に何を相談すべきか整理しやすくなります。

翻訳前の原稿整理や、対象言語に合わせたページの組み立てを相談したい場合は、相談フォームへ、現在のサイトURL、対象言語、読者が知りたい内容を添えてお知らせください。候補語が未確定でも、どの確認から始めるかを整理するための資料になります。

情報確認日:2026年10月23日。制作・運営:タゲンゴ。本稿は公式資料に基づく解説と編集上の設計提案です。実測した検索需要、顧客の成果、対象言語の人間監修を行ったと示すものではありません。