タイ進出企業の多言語Webサイト完全ガイド|言語の優先順位・費用相場・作り方

2026/07/04 | 未分類

更新日:2026年8月2日

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タイ向け多言語サイトは、言語数を先に決めるのではなく、誰に何を伝え、どの窓口で対応するかから逆算します。BtoBの調達・技術情報は英語、現地採用・生活者向けはタイ語、本社や日系取引先向けは日本語を基準にし、実際の顧客構成と確認者の有無で優先順位を調整します。料金はページ数・言語・原稿・翻訳確認・フォーム・保守の範囲を見積書で確定します。

公開前に決める5項目

  1. 対象者:現地企業、求職者、生活者、日系取引先のどれを優先するか。
  2. 言語:日本語、英語、タイ語のどれを先に公開し、誰が確認するか。
  3. ページ:会社概要、サービス、製品、採用、料金、FAQ、問い合わせの順番。
  4. 責任者:原文、翻訳、専門用語、公開後の更新を誰が担当するか。
  5. 計測:対象言語の閲覧、フォーム開始、送信エラー、相談内容、更新工数。

タイ向けに言語を選ぶ方法

言語の優先順位は、国名だけで決めません。顧客の所在地、商談で使う資料、採用する人、問い合わせに返信できる担当者を一覧にします。現地企業との技術・調達情報が中心なら英語が入口になりやすく、現地採用や生活者向けの商品・店舗ならタイ語の優先度が上がります。本社、既存取引先、日本人駐在員には日本語を残します。

  • BtoB・製造・卸売:製品仕様、品質、設備、対応範囲、取引条件を英語で確認できる構成から始める。
  • 採用・現地法人:仕事内容、勤務地、応募条件、福利厚生、連絡先をタイ語で確認できるようにする。
  • BtoC・店舗:商品、料金、営業時間、場所、予約方法、注意事項をタイ語で整理する。
  • 本社・日系取引先:会社沿革、グループ関係、責任者、契約窓口を日本語で維持する。

「英語があれば十分」「タイ語なら必ず反応がある」と一律に決めず、既存の問い合わせ、商談資料、採用計画、対応可能な言語を基準にします。確認者がいない言語を増やすと、古い価格や誤訳が残るため、最初のページを正確に公開してから追加します。

最初に多言語化するページ

  1. 会社概要:法人名、所在地、拠点、代表窓口、事業内容、更新日。
  2. 主力サービス・製品:対象、仕様、対応範囲、納期の考え方、除外条件。
  3. 採用:職種、勤務地、応募条件、選考窓口、個人情報の取扱い。
  4. 料金・見積:掲載価格の対象、追加作業、契約条件、変動する項目。
  5. FAQ・問い合わせ:質問、返信担当、対応時間、送信後の手順、言語。

ページを増やす前に、言語ごとのURL、タイトル、見出し、リンク、画像の代替テキスト、フォームのエラー表示が揃っているか確認します。日本語だけ更新され、タイ語側が古いままにならないよう、原稿の版、翻訳日、確認者、公開日を台帳に残します。

翻訳は「誰が何を確認したか」を残す

翻訳者や機械翻訳の種類を表示するだけでは、公開後の品質を管理できません。会社名、商品名、技術用語、単位、通貨、日付、住所、電話番号、ボタン、フォーム、エラーメッセージを言語間で突き合わせます。

  • 原文の責任者、翻訳者、専門用語の確認者、公開承認者を決める。
  • 製品名、認証、規格、法律・税務用語を用語集に登録する。
  • 見出しだけでなく、画像、PDF、ダウンロード資料、メール文面も確認する。
  • 更新時に、未翻訳、旧価格、古いリンク、翻訳の弱い注意書きを点検する。

翻訳の品質を、検索順位、問い合わせ、採用などの成果だけで評価しません。誤訳の件数、修正にかかった時間、確認者の指摘、公開後の更新遅れを記録すると、次の言語を追加する判断材料になります。

SEO・GEOの技術確認

Google Search Centralの有用なコンテンツの案内を基準に、読者が誰からの情報か、いつ確認されたか、条件や例外は何かを判断できるページにします。AI検索への掲載や検索順位を制作だけで保証する表現は避け、冒頭に直接回答、本文に根拠・条件・確認日、末尾に次の行動を置きます。

Googleの多地域・多言語サイトの案内を確認し、言語ごとのURL、canonical、hreflang、言語切替、サイトマップ、noindex、内部リンクを点検します。自動翻訳の表示だけでは、独立した言語ページの構造、検索意図、問い合わせ条件まで整いません。

  • 各言語ページのURL、title、meta description、H1、canonicalが自己ページと一致しているか
  • hreflangの言語・地域コードが実際のページと対応しているか
  • 言語切替後も会社概要、サービス、料金、問い合わせへ移動できるか
  • Google Search Consoleで言語ページのインデックス、重複、エラーを確認できるか
  • FAQや構造化データの可視本文が、言語ごとの本文と一致しているか

料金相場は表示価格と見積範囲を分けて読む

多言語サイトの費用は、言語数だけでなく、ページ数、原稿作成、翻訳、ネイティブ確認、デザイン、フォーム、資料、画像、計測、保守で変わります。無料または月額という言葉だけで比べず、契約期間、所有権、解約、追加ページ、翻訳修正、公開後の更新を同じ表にします。

2026年8月2日にタゲンゴの料金ページを確認すると、Lightは年額178,800円・2言語・8ページまで、Standardは年額298,800円・3言語・20ページまで、Premiumは年額598,800円から・4〜5言語・30ページまでという表示です。これはページに掲載されたプラン条件であり、すべての追加作業や個別要件に自動適用される金額ではありません。契約前に、現行ページと見積書を照合してください。

料金ページにはサーバー・ドメイン・保守、最低利用期間、支払い方法などの案内もあります。適用条件や追加料金は変更される可能性があるため、制作範囲、翻訳確認、修正回数、資料、フォーム、保守、解約条件を文書で確定します。サービスの範囲は多言語Webサイト制作サービスでも確認できます。

発注前チェックリスト

  1. ページ表:言語ごとのページ、文字数、原稿担当、翻訳担当、確認者を一覧にする。
  2. 技術表:URL、CMS、canonical、hreflang、フォーム、解析、サイトマップを確認する。
  3. 範囲表:デザイン、実装、画像、PDF、フォーム、SEO、公開、保守、修正回数を分ける。
  4. 権利表:ドメイン、サーバー、画像、翻訳、ソース、アカウントの所有者を確認する。
  5. 運用表:更新依頼、翻訳の承認、緊急修正、バックアップ、問い合わせ返信の担当を決める。
  6. 計測表:言語別の表示、閲覧、フォーム開始、送信エラー、相談内容、返信時間を定義する。

30・60・90日で公開後を見直す

1〜30日:公開条件を確認

言語ページの表示、リンク、フォーム、モバイル表示、Cookie、解析、canonical、hreflang、サイトマップを実機で確認します。公開日、翻訳確認日、担当者、測定の基準値を保存します。

31〜60日:質問と修正を分類

対象言語、流入元、閲覧ページ、フォーム開始、送信エラー、相談の種類、返信時間、翻訳修正を同じ定義で記録します。数値だけで成功と判断せず、説明不足、対象外相談、対応負荷を分けて修正します。

61〜90日:追加言語とページの順番を決める

公開後に確認できた読者の質問、未翻訳箇所、更新負荷、技術エラー、対応できる相談を基に、追加言語とページの優先順位を決めます。検索順位、AI回答、問い合わせ、売上は変動するため、固定の成果として約束せず、期間と条件を明示して比較します。

タゲンゴの会社情報とサンプルの扱い

タゲンゴは香港で2007年に法人を設立し、海外向けWebサイト制作を続けています。サイト上の「300サイト以上」は制作サイト数の表現であり、顧客社数や個別成果の件数ではありません。本人の経験や顧客事例を記事に掲載する場合は、対象期間、作業範囲、証拠、公開許可をそろえ、会社情報と混同しないようにします。

業種別デザインサンプルの画像内企業名・数値・文章は提案用の架空情報で、実在顧客の制作実績を示すものではありません。自社の原稿、写真、言語、フォーム、更新方法へ置き換えた場合の作業範囲を確認してから比較します。

診断・制作は、検索順位、AI回答への掲載、問い合わせ、採用、売上、商談、法的結果を保証するものではありません。現行の条件は料金ページ・サービスページで確認し、相談時は無料サイト診断から対象URLを送ってください。

よくある質問

Q. 英語とタイ語のどちらから始めればよいですか?

A. 顧客、採用、商品、返信担当で決めます。BtoBの仕様説明なら英語、現地採用や生活者向けならタイ語を候補にし、確認者がいる言語から優先します。

Q. 何ページから作るとよいですか?

A. 会社概要、主力サービス、料金または見積条件、FAQ、問い合わせを基本に、顧客が判断するページを加えます。全ページを同時に翻訳できない場合は、更新できる範囲で公開します。

Q. 多言語SEOで検索順位を上げられますか?

A. 言語URL、翻訳、出典、内部リンク、canonical、hreflang、更新は確認できますが、順位やAI回答への掲載は検索システム・競合・時期などで変動します。制作だけで結果を保証できません。

Q. 料金は掲載価格だけで決まりますか?

A. 掲載プランは比較の入口です。言語、ページ、原稿、翻訳確認、フォーム、資料、保守、契約条件を見積書で確定してください。最新の条件は料金ページを確認します。

出典・確認先

執筆:永島 蓮汰郎(タゲンゴ)