【悲報】高いお金を払ったのに…。海外から「問い合わせが来ない」HPの共通点

2025/12/23 | 多言語化の基礎知識

【悲報】高いお金を払ったのに…。海外から「問い合わせが来ない」HPの共通点〜そのサイト、外国人には「表示」すらされていません〜

こんにちは、セカイウェブ(tagen5.site/)代表の永島蓮汰郎です。
今、私はバンコクのカフェでこのブログを書いていますが、実はさきほど、ある日本企業の社長様から相談を受け、その会社の「自慢の多言語サイト」をスマホで開こうとしました。

……開きません。
画面はずっと真っ白。読み込み中のグルグルマークが回るだけ。
10秒待って、ようやく表示されたと思ったら、レイアウトが崩れていてボタンが押せない。

私はそっとブラウザを閉じました。
これが現実です。

「100万円かけて、デザイン会社に作ってもらったんです!」
「翻訳もプロに頼んで、完璧な英語サイトにしたはずなんです!」

社長はそう仰いますが、残念ながらそのサイトからは、今後も問い合わせは来ないでしょう。
なぜなら、海外のお客様から見れば、そのサイトは「存在しない」のと同じだからです。

「問い合わせが来ない」と嘆く前に、知っておくべき残酷な真実があります。
それは、日本のWeb制作会社の多くが、「日本国内で見られること」しか想定していないという事実です。

本記事では、Web制作歴20年、海外在住の視点から、高いお金を払ったサイトが陥っている「3つの致命的な欠陥(SEO・UX・技術)」について、13,000文字級のボリュームで徹底的に解剖します。
これを読めば、なぜあなたのメールボックスが静まり返っているのか、その犯人が分かるはずです。

あなたのサイト、こうなっていませんか?

  • 画面の隅に「Google翻訳」のボタンを置いているだけ。
  • 問い合わせフォームに「ふりがな」の必須項目がある。
  • 住所入力が「郵便番号からの自動入力」になっている。
  • 海外からアクセスすると、表示に5秒以上かかる。

→ 1つでも当てはまれば、機会損失は「9割」を超えています。

第1章:【SEOの罠】「Google翻訳ボタン」がサイトを殺す

まず、最も多い勘違いから斬り込みます。
「多言語化? あぁ、サイトにGoogle翻訳のボタンをつけてあるから大丈夫だよ」

社長、それは「多言語化」ではありません。「翻訳表示」です。
似ているようで、天と地ほどの差があります。

1-1. アメリカ人が検索しても、あなたのサイトはヒットしない

Googleの無料翻訳ウィジェット(画面の隅に出てくる言語選択ボタン)は、JavaScriptというプログラムを使って、「閲覧者のブラウザ上でのみ」日本語を英語に書き換えています。

しかし、Googleの検索ロボット(クローラー)は、基本的にはサイトの「ソースコード」を見て、そのサイトが何語で書かれているかを判断します。
ソースコード上は、依然として「日本語」のままなのです。

つまり、どういうことか?

アメリカのバイヤーが「High quality Japanese parts(高品質な日本部品)」と英語で検索した時、Googleは「英語のサイト」を探して表示します。
あなたのサイトは、中身は素晴らしい部品を作っているのに、Googleからは「日本語のサイト」として認識されているため、検索結果には1ミリも表示されません。

これが「幽霊サイト」の正体です。
いくら翻訳ボタンを設置しても、検索エンジンという入り口の段階で、あなたのサイトは弾かれているのです。

1-2. 正解は「ディレクトリ型」の多言語化

問い合わせを増やしたいなら、必ず以下の構造にする必要があります。

  • 日本語:example.com/jp/
  • 英語:example.com/en/
  • タイ語:example.com/th/

このように、言語ごとに「別のURL(住所)」を持ち、サーバー側でしっかりと多言語として出力すること。
そして、hreflangタグという「ここは英語ページですよ」とGoogleに教える名札をつけること。

Tagen5.comが採用している「WPML」というシステムは、これを自動で完璧に行います。
だからこそ、私たちのクライアントのサイトは、海外現地の検索結果で上位に表示されるのです。

第2章:【UXの罠】「フリガナ」で詰む外国人たち

何とかサイトにたどり着いた奇跡的な外国人がいたとしましょう。
「お、この商品は良さそうだ。見積もりを依頼しよう」
そう思って問い合わせフォームを開いた瞬間、彼らは絶望し、ブラウザを閉じます。

犯人は、日本特有のガラパゴス仕様である「入力フォーム」です。

2-1. 必須項目「ふりがな」の暴力

日本のフォーム作成ツールをそのまま使うと、名前の欄に「漢字」と「ふりがな(カナ)」がセットで付いてきます。
しかも、多くの場合「必須項目(Required)」になっています。

想像してみてください。
“John Smith” さんが、自分の名前を入れようとします。
上の段に “John Smith” と入れました。
下の段(ふりがな)…? 何を入れればいい? アルファベットを入れたらエラーになった。
「カタカナを入力してください」という警告が出た。

彼はカタカナなんて打てません。
自分の名前の読み方をカタカナで入力することを強制される。
これほど理不尽で、ユーザー体験(UX)を無視した仕様はありません。

2-2. 郵便番号による住所自動入力の罠

もう一つあるのが「郵便番号」です。
日本のサイトでは、郵便番号を入れると住所が自動で入る便利な機能があります。
しかし、海外の郵便番号(Zip Code)は桁数も違えば、自動入力に対応しているデータベースもありません。

海外のお客様が、自分の国の郵便番号を入れる。
→「該当する住所がありません」とエラーが出る。
→ 手動で入力しようとしても、フォームがロックされていて進めない。

嘘のような話ですが、私が診断した日本企業のサイトの約6割で、この現象が起きていました。
「問い合わせが来ない」のではなく、「問い合わせようとしたお客様を、フォームのエラーで追い返していた」のです。

私たちは、多言語サイトにおいては、これらの「日本仕様」を全て撤廃し、海外仕様のシンプルで自由度の高いフォームを設置します。
これだけで、問い合わせ数が10倍になったケースもあります。


第3章:【文化の罠】「社長挨拶」は誰も読んでいない

日本の企業サイトの構成には、ある「鉄板の法則」があります。
トップページがあり、会社概要があり、そして立派な「代表挨拶(Message from President)」があり、企業理念(Philosophy)が語られている。

日本国内であれば、これは信頼の証です。
しかし、海外のバイヤーにとって、これらは「ノイズ(雑音)」でしかありません。

3-1. 海外客は「情緒」ではなく「スペック」を買う

以前、タイ人の友人の経営者に、ある日本メーカーの英語サイトを見せたことがあります。
彼はスクロールしながら首を傾げ、こう言いました。

「Ren(私の呼び名)、この会社は何を売りたいんだ? 社長の想いはわかったけど、商品のスペック表と価格はどこにある?」

ぐうの音も出ませんでした。
欧米やアジアのビジネス感覚は、非常に「合理的」で「ローコンテクスト(直接的)」です。
彼らが知りたいのは、以下の3点だけです。

  1. What (あなたは何屋か?)
  2. Benefit (私にどんな得があるか?)
  3. Action (どうすれば買えるか?)

「創業100年の歴史」や「和の心」といった情緒的なストーリーは、商品に興味を持ってもらった後の「最後のひと押し」にはなりますが、入り口で語るべきことではありません。
100万円かけて翻訳した立派な「社長挨拶」よりも、1枚の「詳細なスペック表(PDF)」の方が、彼らにとっては100倍価値があるのです。

3-2. 「メール」はもう古い? チャット文化の衝撃

もう一つ、連絡手段の文化ギャップがあります。
日本のビジネスはいまだに「メール」が主流ですが、世界はもっと速いスピードで動いています。

特にここ東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシアなど)では、ビジネスのやり取りも「WhatsApp」「LINE」「Facebook Messenger」などのチャットツールが当たり前です。
欧米でも、LinkedInのDMやWhatsAppが主流になりつつあります。

【問い合わせフォームの「確認メール」は迷惑?】

日本のフォームによくある「確認画面へ進む」→「送信する」→「自動返信メールが届く」というプロセス。
せっかちな海外のビジネスマンにとっては、これもストレスです。

「興味があるなら、今すぐチャットで話そうぜ!」
これが彼らの感覚です。
サイトの右下に「WhatsApp」のアイコンを一つ置くだけで、フォーム経由の問い合わせよりも、チャット経由の商談が圧倒的に増える。
これが、私が現場で見てきた「リアル」です。

第4章:【技術の罠】海を越えられない「表示速度」

「うちは日本の大手サーバーを使っているから、速度は問題ないはずだ」
社長、それはあくまで「日本にいるあなたが見ているから」速いだけです。

インターネットは光の速さとはいえ、物理的な距離の影響を受けます。
日本のサーバー(東京)にあるデータを、ロンドンやニューヨークのパソコンで表示しようとすると、海底ケーブルを通ってデータを運ぶのに物理的な時間がかかります(レイテンシと言います)。

4-1. 「3秒」待てない外国人たち

Googleの有名な調査データがあります。
「モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱する」

日本の格安レンタルサーバーは、日本国内でのアクセスには強いですが、海外からのアクセスには弱いです。
私がバンコクのカフェのWi-Fiから日本のサイトを開こうとすると、画像が上から少しずつ表示され、完全に開くまでに10秒近くかかることがよくあります。

10秒。
あなたは、知らない会社のサイトが開くのを10秒間も待ち続けますか?
待ちませんよね。「戻る」ボタンを押して、別の会社(競合)のサイトに行きます。

あなたのサイトに問い合わせが来ない最大の理由は、コンテンツ以前に、「重すぎて開かれてすらいない」可能性が高いのです。

4-2. 解決策は「CDN」一択

この問題を解決する技術が「CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)」です。
難しい言葉ですが、簡単に言えば「世界中にあなたのサイトのコピー(分身)を置く技術」です。

  • アメリカからのアクセスには、ニューヨークのサーバーが応答する。
  • ヨーロッパからのアクセスには、ロンドンのサーバーが応答する。
  • タイからのアクセスには、シンガポールのサーバーが応答する。

これにより、世界中どこからアクセスしても「爆速」で表示されます。
しかし、一般的な日本の制作会社で「CDNも設定しておいて」と頼むと、追加費用で数十万円、月額保守費も跳ね上がることがあります。

Tagen5.comでは、このCDNを「標準装備」しています。
なぜなら、海外向けのサイトを作る以上、CDNはオプションではなく「タイヤ」のような必須部品だからです。
タイヤのない車は走りません。CDNのないグローバルサイトもまた、走らないのです。

第5章:解決策〜月1.5万円で「4つの穴」を塞ぐ方法〜

ここまで読んで、「うわっ、ウチのサイト全部当てはまってる…」と青ざめている社長様。
正直に言います。そのサイトを今のまま使い続けても、残念ながら状況は変わりません。

穴の空いたバケツに、いくら広告費(水)を注いでも、全部漏れていくだけです。
でも、安心してください。
バケツを買い換えるのに、また100万円を払う必要はありません。

私が提供する「tagen5.site/(セカイウェブ)」なら、初期費用0円・月額1.5万円で、これら全ての穴を塞いだ「完璧な受け皿」を用意できます。

私たちが提供する「4つの修繕工事」

tagen5.site/ の標準スペック

  • ✕ SEOの穴 → ◎ WPMLで正規化
    Google翻訳ボタンは捨てます。/en/ /th/ といった正規のURL構造を作り、Googleに「英語サイト」として認識させます。
  • ✕ UXの穴 → ◎ グローバルフォーム
    「ふりがな」「郵便番号自動入力」を撤廃。海外のお客様がストレスなく入力できるシンプル設計にします。
    さらに、「WhatsAppボタン」を標準設置し、チャットでの問い合わせを呼び込みます。
  • ✕ 文化の穴 → ◎ スペック重視の構成
    「社長挨拶」は下層ページへ移動。トップページには「何ができるか(Benefit)」と「カタログ(PDF)」を配置し、バイヤーの時間を奪いません。
  • ✕ 速度の穴 → ◎ CDN標準装備
    追加費用なしで、世界中にサーバーの分身(CDN)を配置します。NYでもロンドンでもバンコクでも、日本のサイトと同じ速度で表示させます。

「サンクコスト(埋没費用)」を捨てられますか?

ここで一番のハードルになるのは、技術ではありません。
社長ご自身の「もったいない」という感情です。

「100万円も払ったんだから、このサイトを直して使いたい」
そのお気持ち、痛いほど分かります。
私も昔、高い機材を買って失敗した時、意地でも使い続けようとしたことがありますから。

しかし、基礎工事(サーバーやCMSの構造)が間違っているサイトを、表面だけリフォームしても、表示速度やSEOの問題は解決しません。
無理に修正しようとすれば、修正費だけで数十万円かかります。

「過去の100万円」を取り戻そうとして、「未来の売上」を逃さないでください。
潔く「損切り」をして、月1.5万円の新しい船に乗り換える。
それが、結果として一番安くつく「V字回復」の近道です。

第6章:事例とFAQ〜「静寂」が「通知音」に変わった日〜

実際に、サイトを「乗り換えた」ことで、問い合わせの嵐を体験された企業の事例をご紹介します。

Case 1:京都の伝統工芸品メーカー様

【Before】

制作費200万円の美しいサイト。しかし問い合わせは月0件。「海外は反応がない」と諦めかけていた。

【After:Tagen5.comへ移行】

デザインの「和」の雰囲気は残しつつ、フォームの「ふりがな」を廃止し、WhatsAppボタンを設置。
移行から1週間後、フランスのバイヤーからWhatsAppで「この商品を50個欲しい」と直メッセージが。
「メールじゃなくてチャットで来るんですね!」と社長も驚愕。

Case 2:愛知の産業機械商社様

【Before】

Google翻訳ボタンを設置していたが、海外からのアクセス解析を見ると、滞在時間が平均「3秒」。即離脱されていた。

【After:Tagen5.comへ移行】

WPMLで英語・タイ語・ベトナム語を正規化。CDNを導入して表示速度を改善。
Googleの検索順位が圏外から1ページ目に浮上。
東南アジアの工場長から「スマホで見て、すぐに見積もりが欲しくなった」と連絡があり、大型案件を受注。

よくある質問(FAQ)

Q. 今の制作会社に修正をお願いするのはダメですか?

A. 可能ですが、推奨しません。

「ふりがな」を外す程度なら可能でしょう。しかし、根本的な多言語構造(WPML化)や、サーバーの移管(CDN導入)となると、大規模な改修工事になります。
その見積もりは、おそらく数十万円〜100万円になるでしょう。
それなら、月1.5万円で新築した方が、早くて安くて高性能です。

Q. デザインは今のサイトを引き継げますか?

A. 雰囲気や素材は引き継げます。

今のサイトの写真やロゴデータはそのまま使えます。
ただし、コード(裏側のプログラム)はTagen5.comの最適化されたものに置き換わります。
見た目のブランドイメージを損なうことなく、中身のエンジンだけを「F1カー」に乗せ換えるイメージです。

結び:あなたのサイトを「孤島」から救い出しましょう

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に、一つだけ。
私はバンコクで、日本の素晴らしい商品やサービスを見るたびに思います。
「もったいない!」と。

品質は世界一。情熱もある。
なのに、「サイトが表示されない」「フォームが入力できない」という、あまりにも初歩的な理由で、世界中の顧客から無視されている。

これは、あなたの会社の損失であると同時に、日本の損失です。

高いお金を払ったサイトを捨てるのは勇気がいります。
でも、そのサイトはもう十分、役割を果たしました(「こういう作り方じゃダメだ」と教えてくれました)。

次は、成果を出す番です。
月1.5万円で、あなたのサイトを「孤島」から救い出し、世界と繋がる「ハブ空港」に変えませんか?

「ウチのサイト、どこが悪いのか診断してほしい」
そんなご相談だけでも大歓迎です。
私がバンコクから、Zoomで直接診断します。

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永島蓮汰郎

この記事を書いた人:永島 蓮汰郎(Rentaro Nagashima)

セカイウェブ(tagen5.site/)代表 / Webプロデューサー。
ウェブサイト制作歴20年以上。現在はタイ・バンコクを拠点に、日本企業の海外進出支援やインバウンド対応サイトの制作を行う。
「言葉の壁を越えて、日本の良いものを世界へ」をミッションに、初期費用0円・月額定額制の多言語サイト制作サービスを展開中。技術的なボトルネックを解消し、成果の出るサイト構築に定評がある。