ホームページを劇的に速く表示させる方法として、ここ数年でどんどん知名度が増しているCDNですが、中国これは今までほとんどちゃんと使えないものばかりでした。
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そもそもCDNって何?
シーディーエヌとはサーバーの負荷を分散させて高速で安定してホームページを表示させるための手法です。世界中にサーバーの中継点を設置してそこにもサイトデータを保存してそれぞれの地域から早くデータを取得して早くホームページを表示させることが出来ます。
現在では、多くの会社で無料版と有料版を提供しています。
このCDNはかなり注目されており、よくYahoo!のウェブサイト表示測定でCDNを設定していないため表示速度の評価が下がることがあります。
Yahoo!のサイト表示速度測定ツール「Y Slow」
http://yslow.org/
中国のCDNが使えない理由
中国では、検索サイトとして有名な百度が提供している百度CDNや、ドメイン取得、レンタルサーバーでシェアを伸ばしているアリババ傘下の阿里雲CDNをはじめ、かなりの数のCDNの提供会社があります。
実際に私自身が複数の中国国内の仕入れのサービスを試してみましたが、どうも中国にサーバーを設置している事が前提となっているようでした。
しかも、中国大陸になるにはウェブサイトがそもそも表示されないことが多く見受けられ、とても実用的とは言えない状態でした。
もちろん自社が中国国内の企業で、中国国内でだけ見れればいいと言うのであれば利用を検討してもいいかもしれません。
世界的に有名なCDNが使えない理由
一方で世界的に有名なCDNもやはり障害がありました。
今度は逆に中国国内でウェブサイトが見れないと言うことが多く発生しました。それらの会社では中国国内に拠点を置いているにもかかわらずです。
中国ではよくある海外企業への嫌がらせだと思います。
なぜクラウドフレアは使えるようになったか?
ところが、ある時から、このクラウドフレアが中国でも安定して使えるようになってきました。
調べてみると、2015年9月14日からクラウドフレアと百度が業務提携したという記事がありました。
Secure Web Experiences with Cloudflare in China | Cloudflare
www.cloudflare.com/network/china/
おそらく、中国国内ではこれまでの百度CDNをクラウドフレアとしても貸し出して利益共有しているのかもしれないですね。中国でネット関連では検閲もあり、現地企業と提携せずに発展する事は非常に難しいのかも知れませんね。グーグルもヤフーも楽天も、ネット接続障害などの妨害もあり、SkypeもUberもことごとく、単独での進出で失敗しています。
いずれにせよ、現在世界規模でCDNサービスを提供している会社で中国企業とも提携している会社は、おそらくクラウドフレア一社だと思います。
そのため、興味のある方はまずはクラウドフレアを設置して表示に影響がないかどうか確認されることをおすすめいたします。
クラウドフレアの具体的な設置方法
さて、肝心のクラウドフレアの設置方法ですが、ドメイン(ホームページアドレス)の管理サイトへログインできれば、あとは簡単に設置できます。
まずはクラウドフレアへ会員登録してログインし、設置したいホームページアドレスを登録、最後にホームページアドレス管理サイト(ホームページアドレスの管理を外部へ委託している場合はその会社へ連絡)ログインし、クラウドフレアから指定されたデータを入力して完了です。
ぜひいちどトライしてみてください。