「中国で、自分のパソコンに入っている情報を他のスタッフとも共有したい。 」
そう思われる方は多くいらっしゃると思います。今回は中国で社内のワード、エクセル、PDFなどの文章をどうやって共有していくかという話をいたします。
結論としてはNas(ナス)と呼ばれる社内サーバーの小さい版を購入するという方法をオススメします。
これは機械を購入して会社の中のモデムに繋げるだけで、直ぐにデータ共有ができてしまうという非常に簡単な優れものな商品です。
しかもすごく小さく片手で持てるぐらいの重さです。
中国だったら1300元前後(約2万円)で購入できます。
おすすめはウエストデジタルというアメリカ系の会社が製造しているマイクラウドというシリーズです。
https://search.jd.com/Search?keyword=my%20cloud&enc=utf-8&wq=my%20cloud&pvid=91eaf3e412c844e38ef285524445b3ec
以前私自身もバッファローという会社のを使ったことがありますが、外部からのオンライン接続では繋がりませんでした。
直接バッファロー社に問い合わせをしたところ中国でネット検閲があるから繋がらないのだと言われてしまいました。
こういうことは中国では非常によくありますが、こうなると、もうお手上げですね。
この機械が無駄になります。
今のところ、ウエストデジタルの製品だとオンラインで外部からその社内サーバーに接続しても問題なくスムーズに使えました
また、中国ではオンラインで購入した物のほとんどが1週間以内であれば返品ができるので、購入したらすぐに試して、問題があればすぐ返品するといいと思います。
それ以外の方法としては、例えば中国の百度が提供しているバイドゥクラウドというのがあります。バイドゥクラウドはスマートフォン版で登録をすると、2テラバイトの容量をもらうことができます。
https://login.bce.baidu.com/?lang=en
世界的に有名なオンラインストレージサービスのDropboxが、無料だと100メガバイトぐらいしかないのに比べると、その20倍以上が最初から無料なので、驚くべき容量ですね。
こういうオンラインクラウドとNasという機械を購入した場合の大きな違いは、自分でデータを管理しているので、いきなりサービス停止をさせられて出てが消されたりしないということですね。
特に中国ではいきなり検閲が入ってデータが全部封鎖されてしまうということもない訳ではないので、自分でデータ管理ができた方がいいでしょう。
リスクとしてはNasというのは高性能なパソコンのようなものなので、中に入っているハードディスクが壊れれば、当然もうデータが抜け出せないということです。
そのためにRAIDと呼ばれる機能が搭載されたものを購入すると良いです。
これはつまり物理的に実際にハードディスクが二枚〜四枚入っていて、一番目のハードディスクが壊れても、二つ目三つ目のハードディスクドライブにバックアップが取られているのでデータが無くなることがないということですね。
実際ハードディスクドライブは意外と簡単にショックで壊れます。
先程ご紹介したウエストデジタルだと3万円から5万円ほど出せば、バックアップ機能があるハードディスクドライブが二枚三枚入っているタイプを購入することができます。
なお、中国なので、Dropboxや他のメーカーの、Nasを使うと、そもそもネットが繋がらないというトラブルが多発するので、くれぐれも気をつけてください。
また、中国系のオンラインクラウドのサービスを使うということは、その情報が全て漏洩するリスクも大いにあり得ます。
大事な書類をなんでもかんでも入れてしまうというのは危険ですね。
そうなるとやはりバックアップ機能付きのNasを購入するという一択なのかなという気がします。